こんにちは。蓮水椿です。
サイバーパンク2077を買いました。
サイバーパンク2077とは、ウィッチャーシリーズなどを手がけるスパイクチュンソフトが開発した完全新作オープンワールドRPGで、その名の通りサイバーパンクな世界観が特徴のゲームです。
このゲームがとにかく面白くて、個人的に昨年1番のゲームは小島監督のデスストだったんですが、今年の1番はこのサイバーパンク2077に決まりました。
具体的にどう面白いか少し説明していきます。
まず世界観とワールド。
サイバーパンクという近未来の世界観なので、車が空を飛んでいたり、超高層ビルにネオン文字がホログラムで投影されていたり、現代では味わえないような未来感が詰まっていて新鮮です。
ワールドは細部まで描写されていて、例えば路上を歩いていても雑誌や空き缶やゴミが沢山落ちているので、遠目に見て青っぽい空き缶でレッドブルかと思って近寄ったら全然違うみたいな遊びも出来たり、貧相な労働者、ホームレス、売春婦という治安が良い日本じゃなかなか見られない三種の神器がそこらじゅうにいたり、しょっちゅう銃声やら喘ぎ声が聞こえてくるので普通に街を歩いているだけで刺激を受けます。
風俗店なんかは、細い通路に狭い待合室で大きなBGMがかかった薄暗いピンクのホールというまさに本物のような空間が広がっているので、多分開発者は調査費という名目で何度も通っていたんだと思います。羨ましいです。
そして没入感。あるストーリーで作戦中に女の子が「ホテルで2部屋予約して泊まろう」と提案してくるのですが、ちょっとエロを期待して「1部屋でいいのに」と心の中で思っていたところ、なんと本当にゲーム内の選択肢に「1部屋でいいのに」が表示された時は主人公と完全にリンクしたと思いました。
それぐらいナイトシティで生きている感覚がします。
あとエロ要素についてはダイバーシティを感じさせるような学術的に興味深いものになっていると思います。
私はPC版をやっているのですが、キャラクターメイクでおっぱいや乳首の大きさを変えたり、アンダーヘヤを付けるか付けないか選べたり、女性に男性器を付けるといったことも出来ました。そして女性同士でエッチな行為をしたり、男の売春婦を買ったりなど、ナイトシティは性別の壁が薄く多様性に富んだ世界になってました。ラスアスで賛否ありましたがこれも一つのポリコレとの向き合い方だと思います。
性事情に関しても本当にリアルさを感じさせるものがあり、例えばある風俗嬢が色んな風俗店で転々と働いた後、どぎついポルノムービーを撮影して精神的に崩壊して自殺するというストーリーはこの世で実際に起こっている深淵の一部を覗いているような感覚でした。
長くなったので総括すると、サイバーパンク2077は実際にナイトシティで生きている感覚を味わえ、現実世界と同じくらいリアルな性事情を知ることができるので、普段そういうアングラで大人の世界から遠い人がやると凄い新鮮で学びが多くて、ロマンスがありあまっていると思います。